そのダサさを好きでいたい
こんにちは。しのです。
月に1回の更新になりそうな予感がします。ゆるゆると、いきましょう。
年末に近づいていますね。
そろそろ年賀状の季節でしょうか?
わたしはあまり多くの数の年賀状を書かないため、全て1から手書きで用意しているのですが、 年賀状に書いた文字が”ザシャァァ”となった時のショックが大きいです。
だからといって年賀状専用にペンを用意するのもなんだか違うし、使い慣れたペンでないとなんだか字がへなちょこになったりしてストレスです。
普段使いでもオススメしたいくらいのボールペン
そんなわたしは、普段あるボールペンを愛用しています。
それがこちら。
ぺんてる株式会社の「エナージェル ユーロ」、ゲルインクボールペンです。
キャップタイプのボールペンはあまり普段使用していなかったのですが、エナージェルユーロを使い始めてからはキャップタイプのボールペンを多く持つようになりました。
わたしが思うキャップタイプの魅力は1点。
「ペンケースの中が汚れない」こと。わたしが高校生の時に悩んでいたことです。
ゲルインクボールペンなんて世の中に溢れるほどあるのですが、エナージェルの特徴を簡単にあげるとすると「速乾性」「鮮明」「楽(笑)」でしょうか。
ボールペンの魅力、全部のせたらこうなった
速乾性。サラサドライ(ゼブラ)にも同じようなことが言えるかもしれませんが、純粋に書くことのストレスが減ります。わたしのような不器用気質の”ザシャァァ”と、左利きの方の”ザシャァァ”は防ぐことができます。
鮮明。インクが濃くて、鮮やか。着色剤が優秀なのでしょうか。以前まで同じぺんてるから発売されていた「ハイパーG」というノックタイプのボールペン(悲しいことに廃盤になってしまいました。ショックでした。)を使用していたのですが、それに匹敵するくらい鮮やか…。
というか、「ハイパーG」が最高にすごかったです。水性顔料なのに発色、書き心地、優秀でした。水性染料と水性顔料って、ボールペンやマーカーなどの区別でとてもわたしは重要視していますが、ボールペンに関して言えば日本の技術屋さんがすごすぎて、垣根がなくなってきているのもまた事実かなぁと感じています。
(染料とか顔料とかってなんだよっていうことなのですが、砕けていうとインクの種類です。こういう堅苦しい仕組みのお話がわたしは一番好き。またそのうちそういう面倒くさいであろう話も書きたいなぁと思っています。)
あと、楽。ボールペンって筆圧をかける筆記具だということはわかっていても、年賀状みたいにたくさん書くためには負担が大きいのはしんどいです。さらさらかけるのは素敵だけれど、油性ボールペンのなめらかは滑らかすぎてどこかに行ってしまいそうなので、「手懐けられる最大のなめらかはこれだ」という結論に落ち着きました。
ちなみに悪いところもあるよ
言ったらかわいそうなのですがあえて言います。
ダサい。なんでこうダサくしたんだろう?
本体の色が青いと、中も青いのかと思ってしまう。
せっかく0.35mm〜1.0mmまであるのに違いがキャップにしかないから判断が大変。
(よく0.5mmと0.7mmを間違えて購入してしまいます)
まるで、わたしの地元、亀有みたいなダサさです。
優秀なのにもったいない。
それでもダサさが魅力になる
ただ、それなのに使ってしまうんです。
ダサいとは思うけれど、わたしはそのダサさが好き。
ダサさも使えば使うほど愛着になったりします。
手に取ったボールペンが0.35mmでも0.7mmでも「この際いいじゃない書けるんだから」という風に思えて、心がゆるやかになります。
持ち物が全てかっこよくてビシッと決めてて。そんな人もいるだろうしすごい人だとは思います。
でもダサくたっていいじゃない。
「完璧な人間はいない」のと同じように、持ち物が少しくらいダサくても許してあげられるようになりたいから。