文房具のおはなし

毎日が少し素敵になれば嬉しい

2017年に心を動かされた文房具をだだだだだっとまとめました

こんにちは!しの(@shino74_811)です。

更新がとことん気まぐれなこのブログ、来年あたりは年に一度の投稿になっているのではないかと自分ごとながら内心ヒヤヒヤしています。

 

さて、2017年も残すところあとわずか。今年やり残したことといえば、文房具について思いきり語ることです。

たしか昨年は「2016年に出会った最高の文具たちベスト10をまとめました」と称して、4,000字ほどの愛を乗せた記憶が。今年もやるしかない。

 

とはいえ、昨年12月に文房具の販売員を辞めたわたし。退職すると気がつくのですが、文房具店を訪れる頻度がグッと下がってしまうんです。決して興味がなくなった訳ではないのですが、今まで週に3回4回と足繁く通っていた東急ハンズも、今となっては月に一度訪れるかどうかくらい。

 

なので、昨年よりは出会った文房具の数もグッと減ってしまったかもしれません。

 

ただ、販売員を辞めて良かったと思うことがひとつ。自店に取り扱っていなかった文房具と多く触れ合えるようになったこと。一つの店で働いているときは、どうしても“取り扱い商品”のみに詳しくなってしまいます。それがストレスだったわたしにとっては、すごくいい1年間でした。

 

それでは、いきます。

2017年に心を動かされた文房具はこれだ〜〜〜!!!

 

 

 

 【その1】結局いつもそばにいたのは君。ダサさが取り柄「ぺんてる エナージェルユーロ」

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以前、記事にもしたほど溺愛している、ダサすぎるボールペン「エナージェル ユーロ」。

見た目のダサさを除けば、本当に書きやすくて馴染みが良くて速乾性もある。今までに使ってきたどのゲルインクボールペンよりも、紙にインクが染み込む様子が綺麗なボールペンでした。

 

長時間メモを継続的にとるとか、年賀状・履歴書のように“ザシャァァァァ”をできる限り少なくしたい、なんて場合には超重宝。

一方で、普段取材のときだったり出先でささっとメモがしたい、という場合にはできる限りキャップのないボールペンを使うようにしています。

 

【その2】ノートに夢を見た。「ペパラブル あのいろのノート」

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ネーミングセンスよ。「あのいろのノート」なんて言われたら、手にとって開きたくなりませんか。わたしはすぐに開きました。開いたら、本当に驚く。だって“あのいろ”なんだもの。

 

ノートとペンというわたしの大好きな文房具の分野は、残念ながら言葉だけでは魅力が伝わりきらない。とっても口惜しい。

 

ここからはこの文章を今読んでいるあなたの想像力にお任せして少し解説します。

このノートには、それぞれ名前が付いています。「フラミンゴ」「よぞら」「しらき」のように。なんとなくこんな色かなと想像がつくようなくらいの名前。

 

ノートを開いてファラララとめくると、その色が見えるんです。見えるんです……。「“あのいろ”のノート」なわけです。

 

少しでも伝わりますか……やや中の紙がフラミンゴ色なのです。この微妙なほどのこだわり、たまらないなと感じます。

 

【その3】あたためた想いをそっと届ける「エルバン シーリングワックス」

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結構レトロなことが好きなんです。手紙に封蝋をしたことはまだありませんが、おかしの封に使ってすごくお気に入りになりました。

 

封蝋って、ロウを温める時間、判を押しつける瞬間、熱が冷めるまでの数分と、手間のかかる作業です。ただ封をするだけならのりでもいいし、シールでもいいはず。

 

 

でも、わざわざ時間のかかる作業を選ぶには、選ぶなりの理由があると思っています。封蝋の場合はたぶん、相手のことを考える時間を大切にできるのが大きな理由になるのでしょう。じっくりと完成させていく贈り物だからこそ、一つ一つの作業も意味を成すのだろうな、と思います。

 

【その4】筆記具は原点に戻る説。今年はやたら鉛筆フィーバーしました

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冒頭でエナージェルが最高!とか言っていたのにこの調子ですから、人間の記憶なんて曖昧なものです。

 

鉛筆って小学校を卒業するとどんどん使わなくなる筆記具なのですが、やっぱり好きなんですよね。なんでだろう。人に優しいタッチだからかもしれません。

ボールペンや万年筆はペン先が金属なのでどうしてもタッチの優しさはなくなってしまいます。ところが、鉛筆の素材は金属ではないので柔らかい。木の香りも漂うので落ち着くんです……。

 

小学生の頃、先生の目を盗んではシャープペンシルでノートを書いていたあの頃が嘘のように、今では文房具屋さんに行くと高確率で鉛筆を手にしています。

 

【その5】日本人の指が短いのかと心配になる。「WILSON 4色ボールペン」

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今度はボールペン。イタリアのWILSON(ウィルソン)から販売されている油性の4色ボールペンです。一見おしゃれでイけてるフォルムですが、きっと日本人には不向き。

 

なぜなら、多色ボールペンにおなじみのノック部(スライド部)があまりにも長すぎるから。ビヨーーーーーンとしないと色が出てこないなんて、指の長いイタリア人向けなことうけあい。

 

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比較用に用意したのは、相変わらず日本の油性ボールペン界で独走を続ける三菱鉛筆の「JET STREAMジェットストリーム)」です。

印が付いているところが、例のスライド部分。並べてみると、2倍近くある……。そりゃあ毎日使っていたら腱鞘炎でも起こしてしまうぞと。

 

インクの交換はできないようなので使い切りですが、こんなに不便なのになんで心を動かされたかって書き心地が本当に最高

 

日本のメーカーから多く登場しているいわゆる“なめらかボールペン”の書き心地が苦手なわたしにとっては、適度になめらかで適度にわがまま。彼氏にしたいタイプのボールペンです。

 

まとめ

紹介し始めたらキリがないかもしれないけれど、今年もいい出会いをたくさんしていました。

 

今年はなかなかブログを更新する機会をつくることができずに時間を見つけてはInstagramに投稿する日々だったので、来年は本当にちゃんと更新します。

 

書いていてわかる。本当に楽しくてしあわせだ。

それでは、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

良いお年を〜〜〜!